【報告】ニューヨーク気候ウィーク2026で国際ユース・ダイアログを開催しました!(2026年9月24日)

「明日を生きるための若者気候訴訟」の原告3名が、2026年9月21日から26日にかけて米国ニューヨーク市を訪れ、国際気候イベント「Climate Week NYC 2026」に参加しました。24日には、アメリカと韓国の気候訴訟の原告をゲストに迎え、国際ユース・ダイアログを開催し、若者気候訴訟の背景や日本の気候変動対策の課題を国際社会に発信しました。
登壇者のコメント
宮澤カトリン(若者気候訴訟 原告)
このイベントは、世界各地の気候訴訟について学び、私たちがいかに多くの課題を共有しているかを実感できる、素晴らしい機会でした。出身国や法制度は違っていても、私たちの闘いには非常に似通った部分が多くあります。そのことから、他の若い原告たちとの強いつながりを感じました。
私たちはお互いの経験、戦略、そして成功から学び合うことができます。気候訴訟の成功例が増えれば増えるほど、他の人々が築いていける事例や法的基盤も増えていきます。国境を越えてつながり、同じ地球規模の危機に直面しながら、政府や企業に責任を果たさせようと共に取り組んでいる——そう実感できることが、私に大きな力と希望を与えてくれます。
最後に世界各地の弁護士の方々からいただいた励ましの言葉も、とても心強いものでした。特に、若者たちがこれまでも社会を前進させ、変化を生み出す存在であり続けてきたという言葉が印象に残っています。この行事を終え、私はこれからも闘い続け、変化を信じ続け、自分自身の未来だけでなく、私たちみんなで分かち合う未来を守っていくという思いを、これまで以上に強くしています。
安部芙祐実(若者気候訴訟 原告)
クライメートウィークNYCのイベントという舞台だからこそ、世界中で気候変動に立ち向かう弁護士やアクティビストの皆さんと繋がることができました。登壇者をはじめ参加してくださった方々と、それぞれの課題や共通する思いを深く分かち合うことができ、今後の活動に向けた多くのヒントを得ることができました。
今回の経験を未来へと繋げ、世界中の誰もが気候危機に対して一緒に行動を起こしていけるよう、私自身にとっても大きなモチベーションと勇気をもらえた時間でした。
時任晴央(若者気候訴訟 原告)
今回のイベントで、海外の気候訴訟や原告の思いを知り、日本でも活かせそうな取組や戦術などを知ることができました。またそれ以上に、活動に際しての課題やそれをどう克服したかを共有し、国際的にどのようにサポートし合えるかを考えたことで、これからの活動をより強固なものにしていけると感じました。
気候変動問題を解決することは、これまでに多くの温室効果ガスを排出してきた我々の世代の義務であり、若者気候訴訟は、その主要なアクターとして声を上げ続け、将来世代に希望を示す存在だと思っています。今回国際的に大きな繋がりを得たことによって、さらに活動の幅を広げ、被告が看過できないような社会のうねりを創っていきたいと思います。
Kim Jungwon(Youth v. POSCO – 韓国の鉄鋼大手POSCOに対する訴訟 原告)
パネルディスカッションの中で、同じキーワードやテーマが繰り返し登場したことに強い印象を受けました。私たちは異なる場所の出身ですが、将来に長く影を落とすような構造的な問題に、皆が直面しています。それでもなお、誰もが力を前にしても屈することなく、自分たちには変化を起こす力があると信じることができました。アメリカで気候について学ぶ留学生として、最近の政治的な状況にはとても気持ちが沈んでいましたが、このセッションを通じて、世界中の志を同じくする人たちとつながれたことは新鮮で、新たな力をもらいました。
Delaney Reynolds(フロリダ州公益事業委員会に対する訴訟 原告)
このパネルの前は、若者による気候訴訟を、拡大しつつある国際的な運動の一部として理解していました。しかし、日本や韓国の原告の方々から直接お話を伺ったことで、その認識がはるかに身近で個人的なものに感じられるようになりました。国や法制度が異なっていても、私たちは皆、若者が生み出したわけではないのに引き継ぐことになる危機について、誰が責任を負うのかという根本的な同じ問いに向き合っているのだと、改めて気づかされました。日本の原告の皆さんには、ぜひ粘り強く続けてほしいと思います。皆さんの訴訟は、一度の審理の結果だけにとどまらない意味を持っています。皆さんが前に進み出ることで、裁判所や政府、そして世界中の人々が「何が可能か」と思い描く範囲そのものを広げる助けになっているのです。










