岩波『世界』にて日韓の若者気候訴訟が対談

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岩波書店から11月8日に刊行された雑誌『世界』(2024年12月号)にて、「明日を生きるための若者気候訴訟」の原告が、韓国の若者気候訴訟の原告と対談しました。

韓国では2020年に、若者を中心とした市民団体「青少年気候行動」が、韓国政府の不十分な気候変動対策は若い世代の憲法上の基本権を侵害し意見であるとして、憲法裁判所に提訴しました。今年8月には、韓国政府の気候変動対策は「一部違憲」との判決を勝ち取っています。

誌面上の対談では日韓の若者が、気候訴訟に参加した理由や、それぞれの国のエネルギー政策の課題、若者世代が社会課題へどう向き合っていくか等について意見を交換しています。

また、同誌は「私たちのエネルギー」と題する特集を組み、原子力や石炭火力を延命する日本のエネルギー政策の問題についての記事も掲載しています。ぜひ書店などでお買い求めください。

 

岩波書店『世界』2024年12月号 (岩波書店のサイトへ

特集2 私たちのエネルギー

〈気候再生のために特別編〉
二〇五〇年脱炭素への分岐点——エネルギー基本計画改定の論点
高村ゆかり(東京大学)

“脱炭素”という名の原発延命策——GX政策を問う
大島堅一(龍谷大学)

再エネに吹く向かい風——なにが地域との共生を阻むのか
茅野恒秀(信州大学)

明日を生きるための訴訟——日韓若者座談会
キム・ボリム×ユン・ヒョンジョン×髙田陽平×いぶ

石炭火力 日本はなぜ廃止できないか
桃井貴子(気候ネットワーク)

「オフグリッド」から世界を発見する
北川真紀(東京大学特任研究員)

 

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